アンプの2回目は“YAMAHA THR10/5”についてレビューしたいと思います。
各社小型のアンプには力が入っている様で近年、様々なモデルが発売されています。その中でTHRシリーズはバージョン違いなどが発売されたりはしていますが移り変わりが早い昨今、ロングセラーモデルと言えるのでないでしょうか?その魅力をレビューしていきたいと思います。
ーTHR5との違いー
THR5とTHR10は結構違いがあります。THR5の方が媒体が小さいので家庭用という面では良さそうですが、THR10とは作れる音の幅が段違いです。また、THR10はスピーカー2発なのに対してTHR5は1発。出音もかなり違います。予算とスペースが許すのであれば、THR10をオススメします。
ーオシャレな外観ー
電源を入れるとオレンジの光がボンヤリと光って、真空管アンプかのような演出があります。さながらレトロなラジオの様な外観で、物々しい雰囲気もないので置きやすいアンプだと思います。
ーパソコンとの接続ー
付属のケーブルでパソコンとUSB接続ができます。オーディオインターフェースとしてももちろん、パソコン上でのサウンドメイクもできます。ボクはMACの標準ソフトGarageBandで使用していました。アンプ自体のアップデートもパソコン上でできるので、大きな利点かと思います。
ー秀逸な内蔵エフェクターー
デフォルトで秀逸な内蔵エフェクターが入っています。デジタル臭くはあるものの、日頃の練習であれば充分なエフェクターです。また、THR10はアコースティックにも対応していますので、アコースティックの練習にはもちろん、狭い会場の場合はコレで用が足ります。
ー電池駆動が可能ー
背面の蓋を開けると電池が入れられる様になっていて、電池駆動が可能です。電池での使用をする機会はありませんが、野外での弾き語りなどをされる方には重宝するのではないのでしょうか?
ーナチュラルな出音ー
非常にナチュラルな出音です。しばらくはパソコンの外部スピーカーとしても使用していました。優秀だと思います。ただ、スピーカーそのものは小型で価格帯的にもそれなりのものが付いていますので、スピーカー交換をするとかなりポテンシャルが上がるようです。そんな動画をYoutubeに上げてらっしゃる方もいましたので検索してみてください。
ーバージョン違いのTHR10Cー
バージョン違いのTHR10Cもあります。
ボクノ大好きなPhil X先生が紹介のPV出しています。
ーまとめー
発売から数年経ってますが、未だ値崩れも少ないアンプです。ボク個人はアンプに求めることが変わってしまったので、手放してしまいました。余裕があれば、一台あっても重宝するアンプだと思います。
同じターゲットのアンプで、各社新製品が出ていますので一長一短ではありますが自宅での練習用アンプとしては優秀なのではないでしょうか?
ただ、出力が10Wと小さいのでバーライブなどには向きません。あくまで自宅練習用の出力です。
バーライブぐらいではアンプを持ち込みたい!!と思われている方には、“Vox Adio Air GT”が出力に余裕があって最近ではオススメです。