前回はMaxonのオーバードライブの中でもちょっとマニアックな存在の、OOD9を掲載しました。
正直、OOD9はちょっとクセが強いのと設定の範囲が狭いのでかなり相性を選ぶかと思います。
ほとんどのギタリストがそうかと思いますが、自分のアンプを持って歩ける環境には無いのでライブハウスなりスタジオにあるアンプを使用しています。
OOD-9だと、マッチしないアンプも多く主にHighが足りなくなる傾向にあります。
そんな時に、“Toneがあればなぁ…”という場面も少なくありません。
(その代わり、マッチした時はこれでしか出せない音があります。)
そんな時にOD9があると、かなり潰しが効きます。
■コントロール:ドライブ、トーン、レベル
■電源:9V乾電池1本又はACアダプタ(別売)
■寸法、重量:124(D)×74(W)×54(H)mm、580g(電池を含む)
~メーカーサイトの解説より~
■心地よいサステインと太くナチュラルな歪み、スムーズにチューブアンプをブーストする定番オーバードライブとして多くのプレイヤーに愛用されたOD-9。初期オリジナル回路(JRC4558D IC等)と新たにTBS(True Bypass Switching)を採用することにより従来のウォームチューブ・トーンとピュアバイパス・トーンを実現したリニューアルモデル。
■TBS(トゥルー・バイパス・スイッチング)採用。エフェクトOFF時に信号が電子回路を一切通らず完全なバイパス状態になり、直接つないだ時に限りなく近いバイパス信号をアンプに送ります。エフェクト/ノーマル切換えスイッチには、ローノイズのメカスイッチを採用しました。
【トゥルーバイパス】
トゥルーバイパスなので、音の劣化が少なく思います。やはり複数のエフェクターをカマす場合には重要な要素だと思います。
【音の傾向】
非常にナチュラルな歪みだと思います。クランチぐらいの歪みまでが得意なエフェクターです。どちらかというとMIDが強調されて、若干Bassが削られる傾向にあります。
よく、比較されるのがIbanezのTS9 Tube screamerだと思いますが個人的には全く比較にならない音の傾向だと考えています。
Maxon OD9の方がウォームな歪みの傾向かと思います。
キャラクターはOD系の中でも控えめな部類でハードな歪みは苦手ですが、ギターサウンドの主軸となる中音に重きを置いた、粘りのある芯の太いサウンドを供給してくれます。
スタックアンプ・コンボアンプ等タイプを選ばす、さまざまな環境で使えるペダルだと思います。
【MADE IN JAPANの所有感】
Maxon のエフェクターは純国産を謳っています。やはり、純国産の所有感というものは感じます。
なぜか安心感がありますね。
【価格】
実勢価格で¥13,000~といったところでしょうか?(2017/3/31現在)
このクォリティで純国産でこの価格は非常に安く感じます。
【現在の仕様】
初期オリジナル回路(JRC4558D IC等)と新たにTBS(True Bypass Switching)を採用することにより従来のウォームチューブ・トーンとピュアバイパス・トーンを実現したリニューアルモデル。
とメーカーホームページにあります。ウル覚えですが以前はこの記載は無かったので、もしかしたらいつからか仕様が変更になっているのかもしれません。
ボクの個体は結構、前に購入した個体ですので今の仕様の方が良さそうだなぁ。。
今、購入するのであればオークションなどの中古の個体より、新品の現在の仕様のものを購入された方が賢明かもしれません。