本日の横浜はドンヨリ曇っております。
天気は下り坂でそろそろ梅雨入りするとのことですが、本当に嫌な時期です。
スタジオに行くにもギターケースとエフェクターボードを持ちながら、傘をさすっていうのは本当に憂鬱です。
そんな梅雨にも良いところもあって、休みの日は家に引きこもりがちになります。そうすると暇なので普段やらないギターの練習をしてみたり、急に作曲活動に没頭できたりします。そんな時に気軽に弾けるギターが欲しくて検討中なのですが、ここにきて急浮上しているのがこちら。
Little Martin LX1E
メーカースペック
Price:¥70,200 tax in
(税抜本体価格¥65,000)
トップがシトカ・スプルースでサイド&バックがハイプレッシャー・ラミネイトのLX1は、実際のスプルース材ということもあり、LXMより高音の伸びが美しい。
- SPECS
- Top:Solid Sitka Spruce
- Top Bracing Pattern:Modified X-Series"X"
- Back Material:Mahogany Pattern HPL
- Side Material:Mahogany Pattern HPL
- Neck Material:Rust Stratabond
- Neck Shape:Modified Low Oval
- Fingerboard Material:Richtite
- Scale Length:23"(584.2mm)
- Fingerboard Width at Nut:1-11/16"(42.9mm)
- Bridge Material:Richtite
- Tuning Machines:Chrome w/Small Buttons
- Case:Padded Gig Bag
実際に先日、実機を試奏させていただきました。合わせてLXMとも比較してきましたのでインプレしたいと思います。
”小さいボディはどうなのか??
実際に弾いてみるまで、この小さいボディやネックにはさぞかし違和感を感じるのではないか?と思っていましたが、実際手にしてみると驚くほど気になりませんでした。
まぁ、それでも小さいことには変わらないのですが、この違和感の無さには本当に驚きです。
”ミニギターの宿命、ピッチについて
いわゆるミニギターは全般的にハイポジションに向かうにつれて、ピッチが上ずる傾向にあります。結構、この辺のピッチについてはアンサンブルに入ると気になることもあり、いつもちょっと神経質になってしまうのですが、Little Martinはネックの仕込みが良いのか、それほど気になりませんでした。
”LX1(E)とLXM(E)の違い
トップ材にシトカスプルース材を使用しているLX1とハイプレッシャーラミネート材を使用しているLXMですが、見た目はそこまで差はないものの、やはり音質はシトカスプルースを使用しているLX1に軍配が上がります。いわゆる単板ですものね。生音のボリュームもLX1が断然、鳴ります。
ここは予算が許せばLX1だと思います。
”特徴的なネック
ハイプレッシャーラミネート、いわゆる端材を接着剤で固めた材ですが、ネックもこれが使われています。言葉から想像するとネガティブな感じがしますが、これも意外に剛性感あって悪くないです。下手な材のネックよりも、良いかもしれません。
”気付いたこと
いわゆるミニギターサイズなので非常に弦のテンションが弱めです。普段、エレキギターばかりの自分はアコースティックギターのあの弦のテンションの強さが苦手なのですが、LX1は快適でした。
まぁ反面、思いっきりかき鳴らすような場面には不向きかもしれませんが、部屋で爪弾くにはもってこいだと思います。
”メキシコ産ということ
Martinの廉価版シリーズはメキシコ工場製です。その辺も気になさる方は、ご注意を!
ボクは全く気にしません。
だって安いんですもの。
ということで、かなりLX1気に入りました。
ここは買うならばピックアップが最初から入っているLX1Eがオススメだと思います。後からピックアップやプリアンプを買い足すのも手ですがこの価格帯ですから、とりあえず最初から入っている方がオススメです。
ライブでの使用も十分、アンプやライン出力ができる環境なら耐えれると思います。
エド・シーランもこれでライブやっているぐらいですからね。(笑)