ここのところミニギターの購入に頭がいっぱいです。
先日は、韓国でMartin LX1の試奏をしてきました。
その時の記事はこちら↓
Little Martinと購入比較対象となるのがTaylorのBaby Taylorだと思います。
こちらも試奏してきましたのでインプレをしたいと思います。
MEXICO、テカテ工場製
フルBODYモデルの3/4サイズで、トラベルギターとしても人気を博しているベイビーテイラー。
BODYは、TOPに単板シトカ・スプルースを、SIDE/BACKにレイヤード・サペリを採用。
TOPにはXブレーシングを施し、BACKにはブレーシングを施さずアーチ状になっております。
スケールは22-3/4インチのショートスケールで、NECKジョイントは指板からBODYにかけてボルトでジョイントされています。
ES-Bピックアップシステムを採用し、BODY SIDEにはオンボードプリアンプをマウント。便利なチューナー機能も装備しています。
BODY/NECKともにバーニッシュ・フィニッシュ(つや消し)。
サイズ的にはMartin LX1と同等ですね。
材はMartinより良い気もします。トップのスプルースはMartinもそうですが、廉価版モデルのため期待できるようなスプルースではありません。
が、単板の恩恵は大きく音量もミニギターの割に稼げています。
しかし解せないのが、ネックとボディのジョイント部。なぜかボルト留め。
個人的にはとても気になります。
価格帯はMartinと同等ですので、ここの部分がしっかりできていれば…と思います。
音の好みで言えば個人的にはMartinの方が好きです。
MartinのLXシリーズでネガに語られるバック材とネック材ですが、ネック材は端材を貼り合わせた材がMartinは使われていますが、剛性感があって好きです。質感はTaylorに軍配があがると思います。
音のピッチはミニギターでありながら良好です。YAMAHAのミニギターなどはピッチが不安定などの書き込みも見ますがTaylorは問題ないと思います。
Martin LXシリーズもTaylor Baby Taylorもピックアップ付きのモデルが、良いと思いますがどちらもプリアンプ部は最低限の装備です。
特にチューナーはどちらも実用レベルではないなぁという印象です。
本来はピックアップ無しのものを購入して、後からピックアップシステムを搭載するのがベストでしょうが、価格帯的にもどうなの?と思いますので、最初からピックアップ付きを選んだ方が無難だと思います。